沖縄で親子留学.comとは

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お客さまの声 豊田さま

2021年2月5日

2020年は世界中が新型コロナウィルス感染症に翻弄された1年でした。
新しい年を迎えた今も、各地で感染の拡大が心配される毎日・・・

 

海外で親子留学をされている方々にとっては、慣れない異国での行動規制に不安を感じたり、ビザの発給制限で滞在そのものが難しくなるなど、思いもよらない試練に立ち向かわなければならない毎日だそうです。

 

今回はそのような状況の中、海外留学生活を一旦引き上げて沖縄への親子留学へ切り替えることをご検討中の豊田さんにお話を伺いました。

 

 

充実していた親子留学生活

 

豊田さおりさん(仮名)と隼人くん(仮名・8歳)は、2012年からフィリピンのセブ島に暮らしています。

 

熱帯気候に属するセブ島は、1年を通して温暖な気候に恵まれ、のんびりした風土が育まれた土地です。日本から直行便で約5時間というアクセスの良さもあり、ビーチリゾートとしても人気があります。

 

隼人くんは、生後6ヶ月で日本からセブ島に渡り、ずっと現地の教育機関に通ってきました。3歳半で地元のモンテッソーリ系の私立大学付属幼稚園へ入園し、小学校もそのまま同じ付属校へ進学、現在小学3年生です。

 

 

フィリピンの公用語は英語とフィリピン語。フィリピン語とは、タガログ語が基になりフィリピンで話されている言葉の総称です。

 

隼人くんは生活のほとんどを「英語」を使って過ごし、学校の必修科目として「タガログ語」を学び、ご家庭では「日本語」でコミュニケーションをとるという、英語メインの多言語な環境で暮らしています。

 

「彼は学校で英語を学んでいるのではなく、英語でいろいろなことを学んでいるんです」と、お母様のさおりさん。

 

その環境のおかげで、隼人くんに習得して欲しいと願っていた英語力はぐんぐんと身につき、今ではさおりさんよりも達者な英語で友達や先生とのコミュニケーションをとれるようになりました。

 

陽気なフィリピンの人々や、のんびりとしたセブ島暮らしも隼人くんの個性に合っていたようで、毎日キラキラと楽しそうに学校へ通う隼人くんの様子を見ながら、さおりさんは日本への帰国のことは「1mmも考えたことはなかった」そうです。

世界を変えたロックダウン・・・

そんなさおりさんがどうして今回、沖縄への親子留学への切り替えを検討しているのか、単刀直入にうかがうと、「やっぱりコロナ(の影響)ですね」と、深いため息とともにセブ島の現状を教えてくれました。

 

豊田さん親子が暮らす地域では、昨年3月下旬にロックダウン(都市封鎖)が発令されました。学生と高齢者(65歳以上)は規制が解かれるまで24時間外出禁止となり、小学生の隼人くんはその日から軟禁状態となってしまいました。(2021年1月現在 多少規制緩和はあるものの継続中)

 

 

さおりさんは規制の年齢制限からは外れていたものの、外出できる日にちには制限があり、国の発行した通行証を所持しなくてはいけませんでした。さらにマスクとフェイスシールドの装着を怠ると罰金が課せられるようにもなりました。

 

ロックダウン発令当初のことをさおりさんはこう振り返ります。

 

「飼い犬の散歩のために朝晩ほんの少し家の周りを歩くことも憚られるような雰囲気。いつもなら、朝から町角のいたるところで聞こえていた陽気な話し声や、うるさいくらいだったカラオケの音楽も聞こえなくなって、しーんとしてしまって。まるで、世界に自分たちしかいないような気がしました。」

 

 

しばらくして隼人くんの学校でもオンライン授業が始まったものの、モンテッソーリの年齢縦断型のクラス編成が影響し、隼人くんの学年の授業は1日1〜2時間程度。その時間すら、セブの不安定な通信環境の元では断続的になってしまい、なかなかスムーズに学習を継続することができません。

 

腕白ざかりの8歳の男の子が外出もできず、家族以外の人とのコミュニケーションの時間も激減するという厳しい生活環境は、いつ元に戻るのか先も見えませんでした。

 

隼人くんの精神衛生がとても心配だったというさおりさんは、学校以外にお願いできる「くもん」のオンライン授業を頼んだり、お友達とテレビ電話で話す時間を作ったりするなど、少しでも隼人くんの気分転換ができるよう心がけたそうです。

 

こうして少しずつ回り始めた“新しい日常”になんとか前向きに取り組もうとしていた矢先、さおりさんの元に、日本でとてもお世話になっていた親戚の方が体調を崩し入院されたという知らせが届きます。

 

しかし、日本との航空便も大幅に削減され、出入国の規制も厳しくなっていた当時、さおりさんは心配な気持ちを抱えたまま、どうすることもできませんでした。

 

「以前同じようなことがあった時は、知らせを受けてすぐに翌日の航空券を手配し、5時間あれば帰って顔を見に行くことができたんです。だけど、今はそれもできない…。その時に、はっとしました。」

 

ついにさおりさんの頭に、日本への帰国という選択肢がよぎります。
 

帰国への道の始まり

 

「何やってるのかなって思ったんです。今はこの場所にこだわるよりも大事なことがあるのに、って。」

 

日本への帰国について考え始めた時の気持ちを、さおりさんはこう語りました。今、本当に大事なことを大事にできるように生きるにはどうしたら良いのか———

 

さおりさんは、心の中に散らばっていた不安を一つ一つ整理しながら、新しい道の模索を始めました。

 

まず、一番大事な隼人くんの将来について。「最近になって”大学はアメリカの学校に進学するつもりだ”という親友に影響を受け、彼自身もアメリカの大学への進学を夢見るようになったみたいなんです。もし本人がその気で、そのためにはセブに居ても越えなければならないハードルがあるというなら、この先は英語力さえ維持できればどこにいても同じだと思いました。」

 

確かに、日本でも英語中心の教育を目指すインターナショナルスクールに通うことで、今と同じような学習環境を整えることはでき、習得した英語力のレベルを維持することはできそうです。

 

もう一つの不安は、これまでの人生のほとんどを、陽気でのんびりしたフィリピンで過ごしてきた8歳の隼人くんが、日本の暮らしに馴染めるかどうかということでした。

 

 

でも、セブ島から沖縄に移住した日本人の友人たちの言葉を思い出したことで、沖縄という場所に希望を見出しました。

 

「彼らが“日本の中でも沖縄はセブの暮らしとあまり違和感がなく住みやすい”と言っていたのを思い出したんです。正直私は、沖縄には1度しか行ったことがないのですが、同じ場所に暮らしていた彼らの言葉には、感覚的に信じられるものがありました。」

 

こうしてさおりさんは沖縄のインターナショナルスクールについて本格的に情報収集を始め、2020年12月初旬に「沖縄で親子留学.com」へLINEで問い合わせをしてみることにしたのです。すると、先が見えなくなっていた豊田さんの親子留学ライフに、少しずつ光が差し始めました。

 

希望への架け橋

 

「ご担当いただいた『沖縄で親子留学.com』のスタッフの方は、息子の学校探しだけでなく、私たちの暮らし全体を考えて総合的なアドバイスをくれたのでとても助かりました。」

 

隼人くんの教育環境として、なるべく英語中心に教育を行ってくれるインターナショナルスクールがさおりさんの希望でした。さらに、近くには2人が暮らせる物件があり、さおりさんのお仕事も確保できるエリアでなくてはいけません。

 

「学校も、校風や教育方針はもちろんですが学費も重要な検討材料ですし、住む家も物件があるだけではダメで、家賃相場も大切な情報です。そういったことも具体的にきちんと教えていただけて、今はもう“ここがいいかな”という1校が見つかっています。」

 

初めての問い合わせからわずか1ヶ月で、豊田さん親子の沖縄留学計画はすっかり具体化し、今年5月の帰国を目標に進んでいます。
 

大事なことをあきらめない

 

実は、さおりさんが日本での生活の場を沖縄にしようと決めたのにはもう一つ理由があります。

 

体調を崩して入院してしまった親戚の方が元気になった時、さおりさんたちが沖縄にいればその方のリフレッシュのための旅先になれるかもしれないと考えたのだそうです。

 

さおりさんは、今回コロナ禍のセブ島で壮絶な困難を体験されています。その中で、隼人くんという大切な存在と彼の未来を守ることと同時に、これまでの自分を支えてくれた人々との絆も守るため、あきらめずに挑戦するという選択をされたのだと思います。

 

インタビューの間、コロナ禍のセブ島生活の辛いことも苦しいことも、終始明るくユーモアを交えてお話ししてくれていたさおりさん。

 

フィリピン仕込みのその陽気さは、何があっても「なんくるないさー」と子供を抱きしめる沖縄のアンマー(お母さん)の優しさや強さと、確かに共通するものがあるように感じました。

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沖縄で親子留学.com運営会社 (株)ムーヌ 代表 要直子

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